リスト
日付 :2008/07/18〜7/20
場所 :北海道:7/18 釧路、厚岸湖、霧多布、アゼチの岬、風蓮湖
   :    7/19〜7/20 歯舞諸島沖・色丹島沖 時間 :7/18 8:40〜10:45 7/19 7/20
天候 :7/18 曇り、7/19 曇り(所々濃霧)、7/20 晴れ(早朝は濃霧)
観察者:山本(ツアー)


シロエリオオハム
アホウドリ
コアホウドリ
クロアシアホウドリ
フルマカモメ
アカアシミズナギドリ
ハイイロミズナギドリ
ハシボソミズナギドリ
ハイイロウミツバメ
コシジロウミツバメ
ウミウ
ヒメウ
アオサギ
マガモ
スズガモ
トビ
オジロワシ
ハヤブサ
タンチョウ
ミヤコドリ
ハイイロヒレアシシギ
アカエリヒレアシシギ
トウゾクカモメ
シロハラトウゾクカモメ
オオセグロカモメ
ウミネコ
ミツユビカモメ
ウミガラス
ケイマフリ
ウミスズメ
ウトウ
ツノメドリ
エトピリカ
キジバト
アオバト
カッコウ
ハリオアマツバメ
アマツバメ
ショウドウツバメ
ツバメ
ハクセキレイ
ノビタキ
ウグイス
エゾセンニュウ
シマセンニュウ
コヨシキリ
オオジュリン
カワラヒワ
スズメ
コムクドリ
ムクドリ
ハシボソガラス
ハシブトガラス


この存在を知ってから行きたい行きたいと思っていた歯舞・色丹クルーズツアー。
日程を気にしていたら、今年は連休に絡めて実施するということで、これなら
「1日休めば行ける!」ということで、行ってきました。

初日はバスで釧路から途中に鳥見をしながら根室までバス。
天気はイマイチでしたが、バスの中からも油断してるといろいろ出るし、外の景色も
新鮮で、牛と馬とかタンチョウとか道路のすぐ脇にみれて北海道〜って感じ。
見ていて飽きないです。

まずは厚岸湖。ここではコムクドリだったりアマツバメが近かったり、
湖の方は居残り組みのスズガモなど。

次に霧多布、アゼチの岬に。結構寒い・・・
霧多布では、浮きものを探すもカモメとウのみしかなかなか見当たらず。
ヒメウを見てたら近くで何か浮いてるものがいるらしい。
探すと確かにいる・・・がちょっと遠い。ウではないく、全身真っ黒。
ケイマフリ?と思わないでもないが、なんとなくシルエットが違う気がする。
目の周りも白くない。ときどき羽ばたくと、上面も真っ黒。ウミバトの特徴である白
い部分がない。ん〜と思っていたら、ウミバトの亜種の中で白味があまりない固体が
いるらしい。消去法でいくとコレかな?自信はないけど・・・

アゼチの岬では、エトピリカのデコイの周りにケイマフリがいくつか。
ケイマフリの赤い足はやっぱり素敵です。
それと、岩場のとこにオジロワシ。遠くにウトウが飛んでいる。そんな中なぜかトド
が1頭岩場に寝転がっているのを確認。こんな時期にもいるのかぁ。
岩場の草むらでは、やはりオオジュリン、ノビタキ、シマセンニュウ、コヨシキリなど。
エトピリカは見れませんでしたが、明日のメインに期待。

その後、風蓮湖に。霧が濃い・・・
エゾセンニュウが鳴きまくってましたが当然見れず。いつになったら姿を見れるかなぁ。
後は、エゾシカいたり、タンチョウいたり、ミヤコドリいたり。本日はコレで終了。

7/19。ついにクルーズに。朝起きると霧が濃い。危険な香りを感じつつ準備して根室港に。
乗る船はロサルゴサ号。思っていたより少し小さい船でちょっと期待感アップ。
やっぱり小さい船の方が鳥は近いし。
乗船して船長の話などを聞いているうちにいつの間にか出港。スコープを持ってきていた
けど使わなくてもよさそうなので早々に端に置いて、双眼鏡で勝負。

ちょろちょろとミズナギドリが出だしていたら、いきなり不意を付いてツノメドリが飛び
出すわ、ウトウに混じってウミガラスが浮いてる。テンションが上がってきたところで、
数万羽のハシボソミズナギドリの群にぶつかりました。
何といっていいかわからず、とにかく「スゴイ」の一言。水面1面が黒くミズナギドリで
うまっており、一斉に飛び立つ場面は圧巻でした。写真を何枚か撮ってみたもののこういう
のは生で見ないとないと伝わらないかな。もしくはこういうときビデオがあったらと思って
しまいます。




そんな中、出港して1時間を過ぎたあたりでエトピリカが出現。飛んでいる姿ですが初認。
白い顔に派手な嘴がいい感じ。
その後、エトピリカの幼鳥や冬羽と思われる固体も確認。
ふと船の周りを見ると、いつの間にか、まわりはフルマカモメだらけに。近いのはやっぱり
細部まで見れてやっぱりいい。
コアホウドリ、クロアシアホウドリも姿を見せてくれるようになり、羽ばたきが早くて、
不規則な動きをしている小さいのが出現。コシジロウミツバメでした。その直後に、
ハイイイロウミツバメも確認。
遠いとコシジロウミツバメの腰が白いのが目立って見えるくらいですが、船の近くにきた
固体を見たとき、双眼鏡でも上面の線がくっきり入ってるのが見えたのはちょっと感動。




ミズナギドリを襲っているシロハラトウゾクカモメを目の前で見れたのも印象的。
昼食時には、船を止めて食事だったのですが、止まっている船に近寄ってくるフルマカモメ。
まじまじと見下ろす格好で特に嘴辺りを見たりしてました。

その後、
エトピリカもちょこちょこ姿を見せるようになり、エトピリカを見ていたら、「アホウドリ!」
の声が、瞬時にそちらを見ると、若いやつだが確かにアホウドリ。今まで見た中で1番近い。






17時半位で天気もよくないこともあり、暗くなってきたので終了。

翌日は4時から。起きると数十羽のフルマカモメが船の周りに。
なんか動きがかわいい。普通にみてたらフルマカモメをかわいいだなんて思わないなぁと
思いつつ。
霧が濃く、あまり先が見えるような状態ではなかったのが残念。

6時に朝食。食べ終わった後、船尾で鳥を見ていたら、船の周りにあつまるフルマカモメ、
コアホウドリ、クロアシアホウドリに混じってアホウドリが・・・。




こんなに近いのはすごい。もう写真をたくさん撮りました。
出港後、ウミスズメがかわいい声で鳴きながら、船のすぐ横ですれ違ったり、エトピリカが
飛んでいるのを見ていると、
天候はだんだんよくなり、青い空が見えるようになり、今回初めて島が。


色丹島

あれが北方四島の1つの島かぁとしみじみと見つつやぱり鳥に目が。

昼食。食べ終わった後、甲板に出てみると



こんな感じ。

朝に見たアホウドリがほど近くで見れることは2度とないと思っていたら、、、




また見れたました。いや〜いいもの見れた。

いいものといえば、コレ。





シャチ。遠目では、ニョキっとでっかい二等辺三角形の背びれが水面から出てきては消えるのが
見え、それだけでも感嘆ものだったのに、船のすぐ横、ぶつかるんじゃないかというところまで
寄ってきて、その大きさに圧倒されました。

いやー本当にシャチも良かった。

そしてエトピリカの謎の行動。
どこからともなく、船に向かって飛んできて、船の周りを2〜3周わざわざしてから飛び去る。
あきらかにこっちを見ている動きをしているのも見て取れるし、わざわざバタバタと旋回して
船の上を通る。何しているんだか?好奇心旺盛なのだろうか?
こんな動きが今回4、5回ありました。



3羽並んで、船を観察しに来た様に見えました。



頭上数メートルを通過。


そして面白かったクルーズ最後の最後。船長の挨拶中でした。
すぐに飛び去ったり、もぐったりしてしっかり見れていなかったツノメドリ。
少し遠くて、幼鳥でしたが、太い嘴、薄く白みがかった顔。白いおなか。
しっかり見ることができました。
欲を言えば成長をじっくり見たかったのですが、こればかりは仕方ない。

その後、ウトウやミズナギドリの大きな群を見つつ終了。
ちゃんとシメまで出てくれて、満足な2日間でした。




前に戻る

Top ページへ