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日付 :2009/03/20〜2009/03/23
場所 :ボルネオ(マレーシア):セピロク・スカウ・コタキナバル
時間 :---
天候 :---
観察者:山本、A氏、N氏、Y氏、S氏、T氏


アジアヘビウ
アオサギ
ムラサキサギ
ササゴイ
アマサギ
ダイサギ
チュウサギ
コサギ
ゴイサギ
ヨシゴイ
コブハシコウ
コハゲコウ
オオリュウキュウガモ
ミサゴ
コウモリダカ
シロガシラトビ
シロハラウミワシ
カンムリワシ
ミナミツミ
カオグロクマタカ
ウォーレスクマタカ
ボルネオヒメハヤブサ
マミジロクイナ
シロハラクイナ
バン
セイケイ
ムナグロ
コチドリ
シロチドリ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
チュウシャクシギ
タカブシギ
イソシギ
キアシシギ
キョウジョシギ
チビアオバト
コアオバト
ミカドバト
カノコバト
チョウショウバト
オナガダルマインコ
コオオハナインコモドキ
サトウチョウ(C)
セグロカッコウ
ヒメカッコウ
オウチュウカッコウ
オニカッコウ
クリイロバンケンモドキ
チャムネバンケンモドキ
ハシリカッコウ(S)
バンケン
マレーウオミミズク
オオアナツバメ
シロハラアナツバメ
チビハリオアマツバメ
ヒメアマツバメ
アジアヤシアマツバメ
カンムリアマツバメ
コシアカキヌバネドリ
カワセミ
ルリカワセミ
コウハシショウビン
ナンヨウショウビン
アオヒゲショウビン
ルリノドハチクイ
ブッポウソウ
ムジサイチョウ
ズグロサイチョウ
シワコブサイチョウ
クロサイチョウ
キタカササギサイチョウ
サイチョウ
アオミミゴシキドリ
チャイロゴシキドリ
ヒメカレハゲラ
キタタキ
クロアカヒロハシ
クビワヒロハシ
ズアオヤイロチョウ(C)
ムラサキヤイロチョウ(C)
ズグロヤイロチョウ
リュウキュウツバメ
ハグロヒタキサンショウクイ
マダラナキサンショウクイ
ミドリヒメコノハドリ
ヒメコノハドリ
コノハドリ
メグロヒヨドリ
アカメチャイロヒヨドリ
ルリコノハドリ
クロカケス
ハシブトガラス
アカハシゴジュウカラ
ムナジロムジチメドリ
アオメモリチメドリ
ムナフムシクイチメドリ
シキチョウ
シラガシキチョウ
オオヨシキリ
オニセッカ
アカガオサイホウチョウ
ズアカサイホウチョウ
アオハウチワドリ
コサメビタキ
マレーシアヒメアオヒタキ
ムナオビオウギビタキ
クロエリヒタキ
カワリサンコウチョウ
ツメナガセキレイ
モリツバメ
ミドリカラスモドキ
ハッカチョウ
キュウカンチョウ
チャンボドコバシタイヨウチョウ
ノドアカコバシタイヨウチョウ
キバラタイヨウチョウ
コクモカリドリ
ハシブトクモカリドリ
オレンジハナドリ
スズメ
コゲチャキンパラ
ギンパラ

計 123 種


3/19〜3/23の日程でボルネオに行ってきました。 

1日目
成田からコタキナバル、コタキナバルからサンダガンへ飛行機で移動で終了。

2日目
朝起きると、外から謎の鳴き声が聞こえてくる。 朝食は7時からなので、その前に軽くロッジの周りを散策。 
外ではツバメが飛び回っていました。 
小さいのは、チビハリオアマツバメらしい。 
それより一回り大きいのも飛んでいて、シロハラアナツバメだろうと・・・さらに、リュウキュウツバメも。 
う〜ん、いきなりよくわからずw。
ロッジの前で待っていると、次から次へと鳥が出てくる感じで面白いけどなんだかわからないのが多すぎ。
近くの茂みに「クモカリドリ」という声。勉強不足の私はイマイチよくわかりません! 

それ以外でも、キュカンチョウが飛んでいたり、オナガダルマインコが飛んでいたりと見ていたら、
「サイチョウ!」との声。 
今回の最大の目的がサイチョウを見ること。目標は5種類。 
初サイチョウは、クロサイチョウで、飛んでる姿を数秒。 
そして、また別のサイチョウが。 


キタカササギサイチョウ 

こちらは、飛んできて木におりてくれました。 
そんなこんなで、あっという間の1時間で、朝食の時間に。
特に味付けは、日本と大差はなく、違和感なく食べることができました。 

朝食後は、車で移動して 
Rainforest Discoivery Centreへ。 
ここから本格的に現地のガイドさんが同行してくれます。 

車降りて少し歩くだけで、いろいろ出すぎw 
全然先に進めません! 

アジアヤシアマツバメが飛び回っていて、巣を見ている外人さんが、デジスコぽい感じのことしてました。 

その上の木では、ゴシキドリやらコノハドリやらいて、すぐ近くに派手なゴジュウカラが寄ってきたり。すごいところだ・・・ 


アカハシゴジュウカラ 


いい加減に先に進むと、ガイドさんがしゃがんで何か見ています。 
同じ方向を見ても何もいません・・・ 
なんだろうと思って同じくしゃがむとカワセミっぽいのがいるではないですか。 


アオヒゲショウビン 

ここの公園?には鉄筋のツインタワーがあって、そこではボルネオ固有種の 
Bornean Bristlehead が見れるらしい。 
タワーとタワーの間は橋がかけられていて、そこから鳥探し。 





クビワヒロハシ 

クビワヒロハシは可愛いですね。首かしげて愛想もなかなかいいし。 
Bristleheadはここでも珍しい部類らしく、名残り惜しいですが見れぬまま移動。 

途中、水を補給するためにスーパーマーケットによって飲み物と棒アイスを買う。
アイスは不思議な味付けでした・・・

その後車で2時間近く移動して、次に泊まるロッジへ向かう。 
途中の電線にナンヨウショウビンがとまっていたり。 

ロッジはキバナタンガン川沿いにあって、ボートではないとロッジへいけないらしい。 


ボートに乗って数分で、到着。 

夕方からリバークルーズがあるので、休憩とロッジ周辺を散策。 
ウォーレスクマタカが敷地内で営巣してるうようでした。 



サイホウチョウやメグロヒヨドリ、ルリカワセミなどが見られて、いよいよ今回のツアーメインであるリバークルーズに。 


キバナタンガン川。


支流にも入る。

クルーズでは、鳥だけではなく動物も良く見られます。


カニクイザル 


イリエワニ 


テングザル 

鳥もコウハシショウビンやルリカワセミなどが姿を見せてくれます。
そのうち、雲行きが怪しくなり、ボート上にいるので不安に思っていると、
そこへ、私たちのボートを抜かしていくボートがなにかこちらに話しというかジェスチャーというかをしていったら、
私たちのボートも急にスピードアップ。何事かと聞いてみるとゾウがでているとのこと。駆けつけてみるとボートが2艘、
岸に向かって突っ込んで止まっています。 

見ると、ゾウが! 



ちょうどそのときから雨が本降りに。これが噂のスコール!っていう感じに。 

大雨の中でしたが、結構間近に見ることができて感動。

その後、しばらく排水作業などしていると雨もやみ、クルーズ再開。
濡れた羽を乾かしているのか、鳥が枝先に止まって見やすい感じに。夕方で少し暗いのは残念ですが、猛禽やハチクイなど。 

そしてサイチョウ類が。 
キタカササギサイチョウ、クロサイチョウ、ズグロサイチョウ、そしてサイチョウが。 


サイチョウ

あの姿、大きさとその存在感がたまらない。最大の目的は早くも達成でいい感じです。 

楽しい時間は早く過ぎてしまうもの。すっかり日が落ちてきてしまいました。 
スコール後の夕焼けがなんだかとても綺麗でした。

 


しかし、まだこれでこの日は終わらない。
18時半に夕方のクルーズを終えて夕食。そして、20時からナイトクルーズ。 
真っ暗なのに、いったいどんなことになるのかと思ったら、 


ルリカワセミ 

こんな感じで、寝ている鳥をボートの運転手さんがライト照らしながら見つけて、寄せてくれる。 

そもそも、このボートの運転手さんがすごい職人芸というのか、1秒以内くらいでライトを照らして何かいるか判断してる感じ。 
こんなに小さいものをよく見つけると尊敬の眼差し・・・
かなり離れたところからワニの子供で顔半分出しているのを見つけたり、蛙を見つけたり。凄過ぎです! 

寝ているテングザルや、マレーウオミミズクなどが見れました。 
日本でも同じみの、ヨシゴイとかササゴイとかコサメビタキなども。

そして、小さいワニに近づこうとした先に、1mを余裕で超えた大きいワニが、船のすぐ横にいたものだから、命の危機を感じました。
マジで・・・本気で怖かった・・・ ガイドも大きいワニがいるとは思わなかったらしい。慌てて船を後退。 
あと、星空がきれいで、久しぶりに天の川が見れました。
1時間半くらいでしたが、ナイトクルーズは想像以上に面白かったです。
これで本当に2日目終了。

3日目
ボルネオも3日目の朝、早朝クルーズのため、5時半に起床。 
外は濃霧、、、大丈夫なのか?と思いつつ、昨日のスコールの大惨事に学んび、上下はレインウェアをはじめから着ていく。 



霧は1時間程で晴れ、支流へボートは進みます。
支流に入るとまず、ヘビウが。 


アジアヘビウ 

日本のウに比べると頭も首も細く、格好良く見える、、、 
泳いでる時はこんな感じで、ほとんど体は出さず、首だけ。細いので枝のよう。 

朝なので、鳥の鳴き声もいろいろと聞こえてきます。 
なかでもかなりの声量のある声がだんだんと近づいてくる鳥が。どうもハシリカッコウらしい。 
しばらく、静かに待ってみましたが残念ながら姿は見れず。 

これ以外にヤイロチョウなどいろいろ聞えてきて、そのうちに「ピョッピョッピョッピョッピョッピョッ」
と鳴き声が、すぐ近くまできました。 
声する方向の緑の中を凝視していると、白いリボン?!が飛び出しました。
現地のガイドさんから「Paradise flycatcher」との声が。 

し、白いサンコウチョウ! 


カワリサンコウチョウ

現地のガイドさんもカメラ取り出して写真撮ってました(笑)

十分にその姿を見せてくれたたあとに、緑に潜っていきました。 
その後も、クロエリヒタキ、クロアカヒロハシやクビワヒロハシ、サイチョウ類も何種か。 

朝食のため、ロッジに戻る際にはカンムリアマツバメが見やすいところに。 


カンムリアマツバメ 

こんな感じで早朝クルーズは終了。 
朝食を食べてから夕方のクルーズまで10時半から15時半まで休憩ですが、ロッジのまわりというか敷地内を散策。 
ズアカサイホウチョウ、コゲチャギンパラ、リュウキュウツバメ、オレンジハナドリなど。 
ロッジの食堂前ベンチで休んでいると、きれいな蝶もいろいろと。虫好きにもたまらないのだろうなぁ。

動物はリスも。 
こいつは大きくて、あんまり可愛くない! 


ミケリス 

しかも、三毛じゃなく、二毛じゃん!とか突っ込みたくなりました・・・

夕方のクルーズは15時半からで、昼食後、雲行きがとてつもなく怪しい。 
クルーズまでに降ってしまって欲しいと願いつつ、暑さに負けてロッジの中、冷房が効いた中で一眠り。 
15時くらいに起きるとスコール。 



15時半になってもスコールは続き、止むまでティータイム。
食堂にはお茶とお芋の天ぷら?みたいなのが、用意されていたので、話をしながら時間を潰してました。 

16時にはほぼ止んで、出発。
目的はサイチョウを5種にすること。これまでで4種が出ていて、残りの可能性の高い、ムジサイチョウ探しをすることに。

スコールで濡れた羽を乾かしているのか、枝先に結構鳥が。カンムリワシとかブッポウソウ、オウチュウカッコウとかが枝の先端に
よくとまっています。 

ボートは鳥を探しながら進み、突然ボートの運転手さんが、 
「オラウータン」 
と言ってボートを勢い良く走らせていき、止めるとそこには確かにオラウータンが!! 

どれだけ目が良いんですか?と本当に感心します。第一声からかなりの距離ありましたよ? 
それにつけても野生オラウータンに感動。いるとは聞いていましたが、本当に見れるとは。

 
オラウータン 

さらにオラウータンの親子も見れて、目的を忘れかけてた頃、また運転手さんが、 
「hornbill」と言ってボートを飛ばしだし、その先にはムジサイチョウがいました。 
運転手さん凄過ぎます! 

その後、 
これぞ、テングザルという雄の鼻が立派なやつを間近に。 


テングザル 

また、世界的に希少種の 


コブハシコウ 

これまでも飛んでる姿はみれてましたが、降りてるところをバッチリと。 

猿はこの他に、シルバーリーフモンキーとクリイロリーフモンキーの2種も。 

そして、最後の最後に高いところを飛ぶサイチョウが。 
シワコブサイチョウでした。 
なんと6種目に。 
出来すぎな感じでクルーズが終了。そして、前日に引続き、ナイトクルーズへ。 

前日同様、ボートの運転手さんが、生き物を探してくれ、小さなカエルとかマレーウオミミズクを見つけてくれるのは良いのですが、
今回はヘビを何度も。 しかも、ボートが寄りすぎというか、すぐ頭の上までよらなくても、、、 

聞いたら、猛毒ではないけど、毒があるらしいではないですか! 

鳥は、前日と同様にコウハシショウビンなどが見れてたのですが、クロアカヒロハシの巣があり、近寄ってみるとクチバシが見えてる。 
クロアカヒロハシの巣があり、近寄ってみるとクチバシが見えてる。 えっー、ど、ど、どうやって寝てんだ!って感じ。 クチバシを入口にのせてるのかな? 


巣で眠るクロアカヒロハシ 
巣の下部は多分空いてるからしがみついてるのかな??? 

この後に、通常はこんな感じで寝てるってのもしっかりと見れました。 


枝で寝るクロアカヒロハシ下から 

下から見ると名前の通り、クチバシの幅が広いのがよく分かります。 

これ以外に驚きの出来事が2つ。 

これまでのクルーズも同じ運転手さんで、目が良いのはわかってましたが、今回結構離れたところから見つけたのは、
寝てるサイホウチョウ。 
かなり小さい鳥で、これが頭から半分見えない状況なのに。そもそも昼でも鳥だってわかりにくかったのに、どうして分かるのだろう?
またしても凄過ぎます。 川幅も数十メートルある反対の岸側からですよ、夜に。 

そしてもう一つ。 
これまた、遠くから見つけたちっちゃいワニ。 
ライトを他の人に持ってもらって、何するかと思ったらワニに向かって勢い良く身を乗り出し、手づかみでワニを捕まえてました、、、 
ホント凄いね、この運転手さん! 



生ワニ革を触りました。もっとゴツゴツした感じを予想してましたが、以外とソフトビニル人形みたいな手触り。 

4日目
前日より深い霧がでていましたが、2日目の早朝クルーズで、この旅の最後クルーズ。 

すでにこれまで、いろいろ出てしまったので、まだ未確認の鳥をだすのは難しいとガイドさんはおっしゃっていましたが、
またまた運転手さんが、見つけてくれました。「Trogon」との声。 
まぁ、私はTrogonがどんなのかもすぐにピンとはきませんでしたけどね・・・ 

初めはよくわからなかったのですが、飛び出してきて姿が見えるところに出てきてくれました。 


コシアカキヌバネドリ 

これまた綺麗な鳥。

この後、現地のガイドさんが「Pitta」と。これはわかる。ヤイロチョウの仲間のはず。
鳴き声がするらしく、ボート止めて待つことに。

鳴き声が段々近寄ってきて、そして鳥影が。枝葉の向こう側で全身は見れませんでしたが、頭が黒く体はきれいなブルーというかグリーンというかそんな色。
ズグロヤイロチョウでした。 
ちょっと奥まったところで、すぐに飛んでしまい、写真は無理でしたがこれまたラッキーでした。 

鳥以外では、バナナリスとかボルネオコビトリスが見れたり、テナガザルの森の中によく響く鳴き声など。 
その他に鳥で新しく出たのは、チャムネバンケンモドキやアオメモリチメドリ、ボルネオヒメハヤブサが。 


ボルネオヒメハヤブサ 

結構高い木に止まっていたので、少し遠かったのが残念ですが、こいつは小さくて顔もかわいかったです。 

移動時間もあるので、早朝クルーズは早めに切り上げて終了。 
朝食食べて、サンダガン空港へ移動。 
移動中、カンムリワシやナンヨウショウビンが電線に。 

それと途中のちょっとした湿地で、オオリュウキュウガモ。 
ちょこっと写真を撮らせてもらいました。 


オオリュウキュウガモ 

この後、サンダガンからコタキナバルへ。
コタキナバルでは買い物がてら散歩。日本でお馴染みなモノも置いてあったりして結構楽しめました。
生のドリアンも初めて食べました。甘いのですが、すごい匂い・・・
そんなこんなで4日目終了。

5日目
最終日となる5日目の早朝、コタキナバルの干潟と公園と湿地で鳥見。 

干潟で、ムナグロ、キョウジョシギ、メダイ、オオメダイチドリなど確認。この辺は日本でもお馴染みの顔ぶれ。。 
次に公園へ。すぐ横が海の公園で、ハトやハッカチョウ、コアオバトにナンヨウショゥビン、コオオハナインコモドキ、モリツバメ、オニカッコウなど。 


コオオハナインコモドキ 


オニカッコウ 

最後に湿地へ。 
バンに混じってセイケイ。ムラサキサギも飛んだり降りたり。でかいオニセッカ。 

同行者にマミジロクイナがいた!と言われても、草にすぐに隠れてしまって、なかなか見れず。 
やっとスコープに入れて貰ったのを見れました、、、

鳥見はこれにて終了。かなり面白い鳥旅行になりました。
また、タイミングあれば行きたいなぁと。



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